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振袖のお手入れと保管
2020/07/08 00:00

振袖のお手入れと保管

大切なふりそでを長く楽しむために、基本的なお手入れと保管方法を知っておきましょう。

STEP 01 振袖を着るとき

● 2~3日前までに、ふりそでから着付け用小物まで揃っていることを確認します。
ふりそでは、前日からハンガーにかけて風を通しておきましょう。絹の風合いが戻り、軽いシワも取れます。

● ふりそでを準備するときや着るとき、また着ている間も、手は常にきれいにしておきましょう。
ヘアスプレーや香水なども直接かからないように気をつけて。

● 飲み物などをこぼしてしまったらすぐに弾き落とします。染みこんだ汚れは、清潔なハンカチなどで吸い取るようにします。
薬品が含まれているウエットティッシュやおしぼりは使わないこと。またゴシゴシこするのも厳禁です。
焦って自己流の処置をせず、帰宅後できるだけ早く購入店や専門業者に持って行きましょう。

STEP 02 脱いだ後のお手入れ

● ふりそで、長襦袢、帯、帯あげなどをそれぞれハンガーにかけて、数時間~半日程度、直射日光を避けた室内で干して風を通します。
干し終わったら柔らかいブラシやタオルなどで優しくホコリを払いながら、シミや汚れがないかどうか確認しましょう。

● きものは着るたびにクリーニングする必要はありません。
シミや汚れがあったり、たくさん汗をかいたときには、早めに購入店や専門業者にクリーニングの相談を。
汗や汚れは時間が経つほど落ちにくくなります。

STEP 03 保管方法

● 陰干しと汚れチェックが済んだら、ふりそで、帯、長襦袢をたたんで、それぞれ畳紙(たとうし)やうこんの風呂敷に包みます。
箔や刺繍のある部分には傷まないよう薄紙を当てておきます。乾燥剤(シリカゲル)も一緒に入れておきましょう。

● 収納はタンスや衣裳箱、衣裳ケースへ。納品用の紙製の箱は湿気を集めやすいため、長期保管には向きません。
帯じめや帯あげなどの小物類はきものと別にして、引き出しや小物入れに保管するのがおすすめです。
ぞうりは汚れを落として、鼻緒の形を整えてしまっておきます。

● きものの大敵は「湿気」。しまいっぱなしにせず、半年~1年に一度、晴れて湿度の低い日に、
きものをハンガーにかけて虫干しをするのが理想です。
虫干しが難しい場合は、タンスから出し畳紙を開いて風を通したり、ときどき引き出しを開けるなどして、湿気をとばしましょう。
乾燥剤も中の粒が黄色く変わっていたら交換を。

振袖のお手入れと保管

大切なふりそでを長く楽しむために、基本的なお手入れと保管方法を知っておきましょう。

STEP.01 振袖を着るとき

● 2~3日前までに、ふりそでから着付け用小物まで揃っていることを確認します。
ふりそでは、前日からハンガーにかけて風を通しておきましょう。絹の風合いが戻り、軽いシワも取れます。

● ふりそでを準備するときや着るとき、また着ている間も、手は常にきれいにしておきましょう。
ヘアスプレーや香水なども直接かからないように気をつけて。

● 飲み物などをこぼしてしまったらすぐに弾き落とします。染みこんだ汚れは、清潔なハンカチなどで吸い取るようにします。
薬品が含まれているウエットティッシュやおしぼりは使わないこと。またゴシゴシこするのも厳禁です。
焦って自己流の処置をせず、帰宅後できるだけ早く購入店や専門業者に持って行きましょう。

STEP.02 脱いだ後のお手入れ

● ふりそで、長襦袢、帯、帯あげなどをそれぞれハンガーにかけて、数時間~半日程度、直射日光を避けた室内で干して風を通します。
干し終わったら柔らかいブラシやタオルなどで優しくホコリを払いながら、シミや汚れがないかどうか確認しましょう。

● きものは着るたびにクリーニングする必要はありません。
シミや汚れがあったり、たくさん汗をかいたときには、早めに購入店や専門業者にクリーニングの相談を。
汗や汚れは時間が経つほど落ちにくくなります。

STEP.03 保管方法

● 陰干しと汚れチェックが済んだら、ふりそで、帯、長襦袢をたたんで、それぞれ畳紙(たとうし)やうこんの風呂敷に包みます。
箔や刺繍のある部分には傷まないよう薄紙を当てておきます。乾燥剤(シリカゲル)も一緒に入れておきましょう。

● 収納はタンスや衣裳箱、衣裳ケースへ。納品用の紙製の箱は湿気を集めやすいため、長期保管には向きません。
帯じめや帯あげなどの小物類はきものと別にして、引き出しや小物入れに保管するのがおすすめです。
ぞうりは汚れを落として、鼻緒の形を整えてしまっておきます。

● きものの大敵は「湿気」。しまいっぱなしにせず、半年~1年に一度、晴れて湿度の低い日に、
きものをハンガーにかけて虫干しをするのが理想です。
虫干しが難しい場合は、タンスから出し畳紙を開いて風を通したり、ときどき引き出しを開けるなどして、湿気をとばしましょう。
乾燥剤も中の粒が黄色く変わっていたら交換を。

振袖の日の美しい立ち居振る舞い
2020/07/08 00:00

振袖の日の美しい立ち居振る舞い

振袖の日は、いつもより少し身のこなしに気を配って。
基本の立ち居振る舞いを覚えておけば、着崩れも防いで一日中快適です。

01 立ち方 歩き方

背筋を伸ばすのがポイント

● 立ち方

背筋を伸ばして膝を緩めずに立ち、足元はまっすぐ揃えます。
手は軽く前で揃えましょう。

● 歩き方

背筋を伸ばし、まっすぐにスッスッと歩きます。
無理に狭い歩幅や内股にする必要はありません。
ぞうりは引きずらないように気をつけて。

02 椅子の座り方

椅子には浅く腰かけて

椅子の前に立ち、長い袖を持ってから浅めに腰掛けます。
袖は地面につかないように膝の上でたたんでおきます。
腰と背中を伸ばして背もたれに寄りかからない姿勢を保ちましょう。
脚を組んだり、広げて座るのはもちろんNG!

03 階段の上り下り

一歩一歩ゆっくりと

階段を上るときは、左右の袖を左手にかけ、
裾を踏まないように右手で上前を持って
グッと引き上げながら慎重に足を運びます。
下りるときも袖を左手で持ち、
ぞうりが音を立てないようにゆっくり下ります。
エスカレーターを使うときは、裾や袖が巻き込まれたり、
汚れたりしないように気をつけて。

04 車の乗り降り

一番最後に乗りましょう

車に乗るときは、まずシートにおしりを乗せ、
髪型が崩れないように気をつけながら頭を車内に入れます。
袖に注意しながら体を回転させて足を車内に入れ、浅く腰掛けます。
車内で移動するのは大変なので、最後に乗りましょう。
降りるときは、乗るときと逆の動作で。

05 トイレの行き方

「どうしよう?!」となる前に・・・。

誰でも一番戸惑うのがトイレです。
必ず洋式トイレに入り、まず袖の中ほどを帯や帯締めに挟み込みます。
きものクリップで留めるとなお安心。
次に、きもの、長襦袢と順番に裾からめくり上げ、
最後に裾よけを上げて全部包み込むようにしてから
端を帯にグッとはさみます。
済んだら裾よけから一枚ずつ元に戻します。
手を洗ったら袖も元通りにして、着崩れを軽く整えれば完了!

振袖の日の美しい立ち居振る舞い

振袖の日は、いつもより少し身のこなしに気を配って。
基本の立ち居振る舞いを覚えておけば、着崩れも防いで一日中快適です。

01 立ち方 歩き方

背筋を伸ばすのがポイント

● 立ち方

背筋を伸ばして膝を緩めずに立ち、足元はまっすぐ揃えます。
手は軽く前で揃えましょう。

● 歩き方

背筋を伸ばし、まっすぐにスッスッと歩きます。
無理に狭い歩幅や内股にする必要はありません。
ぞうりは引きずらないように気をつけて。

02 椅子の座り方

椅子には浅く腰かけて

椅子の前に立ち、長い袖を持ってから浅めに腰掛けます。
袖は地面につかないように膝の上でたたんでおきます。
腰と背中を伸ばして背もたれに寄りかからない姿勢を保ちましょう。
脚を組んだり、広げて座るのはもちろんNG!

03 階段の上り下り

一歩一歩ゆっくりと

階段を上るときは、左右の袖を左手にかけ、裾を踏まないように右手で上前を持って、グッと引き上げながら慎重に足を運びます。
下りるときも袖を左手で持ち、ぞうりが音を立てないようにゆっくり下ります。
エスカレーターを使うときは、裾や袖が巻き込まれたり、汚れたりしないように気をつけて。

04 車の乗り降り

一番最後に乗りましょう

車に乗るときは、まずシートにおしりを乗せ、髪型が崩れないように気をつけながら頭を車内に入れます。
袖に注意しながら体を回転させて足を車内に入れ、浅く腰掛けます。
車内で移動するのは大変なので、最後に乗りましょう。
降りるときは、乗るときと逆の動作で。

05 トイレの行き方

「どうしよう?!」となる前に・・・。

誰でも一番戸惑うのがトイレです。
必ず洋式トイレに入り、まず袖の中ほどを帯や帯締めに挟み込みます。
きものクリップで留めるとなお安心。
次に、きもの、長襦袢と順番に裾からめくり上げ、最後に裾よけを上げて全部包み込むようにしてから、端を帯にグッとはさみます。
済んだら裾よけから一枚ずつ元に戻します。
手を洗ったら袖も元通りにして、着崩れを軽く整えれば完了!