着物の喪服は、弔事における最も格式の高い礼装です。
三松では正喪服の仕立て上がり着物( 五つの紋のついた黒喪服 )をご用意しております。
喪主をはじめ、遺族・親族が、通夜・告別式・一周忌で着用するのが一般的な着物です。
今回は、喪服の正しい着付け方とマナーをご紹介いたします。
ご購入前にぜひチェックしてみてください。
基本の装い
着付けチェックポイント
①衣紋は控えめに抜きましょう。衿合わせは少し深めに合わせ、半衿も控えめに出します。肌をあまり見せないのがマナーです。
② 帯は黒帯で一重太鼓にし、少し低い位置に締めます。お太鼓は小さめに作り、帯山をやや低めにし、たれも短めに。帯で背紋を隠さないようにしましょう。
③ 帯揚げは控えめに出します。
④ 帯締めは帯の中央よりやや低めに締め、房を下向きにします。(悲しみを表す)
⑤ おはしょりはやや短めに。
⑥ 紋の高さは左右同じに揃え、背中の紋は真ん中にたるまないように美しく整えます。
⑦ 裾線は床すれすれにし、裾つぼまり(タイト)にならないようにします。
三松の喪服セット内容
モデル身長 : 160cm
着用サイズ:フリーサイズ
セット内容
1.プレタ喪服着物・・・ シルクのような質感のポリエステル「シルフィル」を使用。袷仕立てになります。通紋として代表的な「五三の桐」を五つ紋入りです。仕付け糸が付いた状態でのご納品となりますので、お客様 ご自身で解いてご着用ください。
2.プレタ帯・・・ 夏冬兼用の両面帯です。用途に合わせてご着用いただけます。(セットに夏用着物は含まれませんので、ご注意ください。)悲しみが重ならないようにという意味で、二重太鼓の袋帯ではなく、 名古屋帯仕立てになります。
3.プレタ長襦袢・・・ 白半衿付き。
4.帯締め・・・ 正絹素材。
5.帯揚げ・・・ 正絹素材。
着物と長襦袢は、ポリエステル素材になりますので、折りたたみ、洗濯ネットに入れてご自宅の洗濯機でお手入れしていただくことができます。干すときは、衿と袖の形をしっかりと整え、着物ハンガーにかけます。直射日光の当たらない、風通しの良い場所を選びましょう。
帯・小物に関しては、正絹素材になりますので、ご使用後は定期的に専門店にてクリーニングされることをおすすめします。
必要小物
喪服を一通り準備しておけば、急な葬儀の時も焦って準備する必要がなくなり、マナーに相応しい服装ができます。 慎ましやかに、控えめを心がけた装いを三松がお手伝いいたします。
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